プリウス50 型 右フロントドアの凹み
現行プリウス 初めてリペアしました。
凹み自体は余り問題ありません。
ただ、初めての車種なので、ツールアクセスがどうなるかです。
通常はドアのこの場所に凹みがある時は、まずドア上部のガラスの隙間からツールを入れるのが、大体セオリーです。
しかし、ガラスをよく見てみると、なんと、合わせガラスが入っていました。
合わせガラスの場合、ドアとガラスの隙間からツールを入れリペアしようとすると、ガラスが割れてしまう恐れがあります。(実は一度、割ってしまった事があります。その時はお客様に色々ご迷惑を掛け大変でした。当然ガラスは弁償しました。)
急遽、ドアの内張りを外しての作業に切り替えました。
初めての車ですが、内張りを外すのはいつもの事なので、難なく脱着。
しかし、いざツールを入れようとすると、ウィンドレギュレーター(ガラスを上げ下げするエレベーターの役割をする部品です。)が当たってしまいます。
変形すると困りますが、当たらないように動かすと、ガラスが下がってくるのでツールを入れる事が出来ません。
仕方無く、ガラスも外す事にしました。
しかし、ガラスが重い!!
落として割ってしまうと、シャレに成らないので、ウチの奥さんにガラスを支えて貰って外しました。
微妙に歪が残ってしまいましたが、お客様には色々歪が見える様に説明して仕上がりをチェックして頂き、それでも「殆ど分からい」とOKを貰ってリペア完了です。
お客様にとても喜んで頂け、私も初めての車種で新しい情報が得られ楽しく仕事が出来ました。
ドア内側の写真はガラスを外す前です。
因みに、リアドアのガラスは普通に強化ガラスでした。