フリードの左ルーフピラーの凹み
うっすらですが、変な凹み方をしています。
この部分はツールが入らないので、プーリングでの作業になります。
プッシュよりも精度が落ちますが、目立たなくと言って頂ければ何とかします。
ライトを入れて映しているのは、状態をシッカリ見て頂く為にしているのですが、
ライトを外して、普通に見る分には分からないと思います。
お客様にもシッカリ確認して頂いて、十分納得して頂きました!
うっすらですが、変な凹み方をしています。
この部分はツールが入らないので、プーリングでの作業になります。
プッシュよりも精度が落ちますが、目立たなくと言って頂ければ何とかします。
ライトを入れて映しているのは、状態をシッカリ見て頂く為にしているのですが、
ライトを外して、普通に見る分には分からないと思います。
お客様にもシッカリ確認して頂いて、十分納得して頂きました!
ポチッと凹んでいます。
現行N-BOXの場合、最悪内張りを外してもツールが入らないので、モジュールパネルと言う部品を外さないとリペア出来ない事があります。
そうなると作業時間と費用が結構掛かります。
ただ、今回は幸いにもガラスの隙間からリペア出来ました。
↑こんな感じで作業します。
ほとんど完璧にリペア出来ました!!!
この車種の場合はほんの少し凹みの位置がズレると、全くと言って良い程時間と費用が変わります。
出来るだけお安くとは思うのですが、可能な限り完璧を目指して作業致します。
上と下の写真をみてどう思いますか?
分かる人はプロです。
写真なので分かりにくいと思いますが、点の凹みではなく、少しですが横引きの凹みです。
上の写真だけだと丸い普通の凹みに見えます。
ただ、下の写真を見ると横長に当たった凹みだという事が分かります。この判断が大切です。
これが分かるかどうかで仕上がりが変わります。
深い凹みの場合はこの限りではなく残ってしまうことはままありますが、横引きの凹みを点の凹みと間違えて直そうとすると、横長の修理跡が残ります。
これに気づくかどうかが経験値です。
単純に見える凹みですが、本当に簡単な凹みは中々ありません。
今回はドアビームの所に凹みがありました。
少し作業しにくいですが、問題なく直ります。
凹みとしては理想的ですので、比較的短時間で終了完了です。
デントリペア自体は単純な技術で、押し出すまたは引き出すだけの作業ですが、色々な知識、経験、テクニック等が混ざった技術だと思います。
私自身の持論ですが、リペア(修復)である以上完璧、100%と言う物は提供出来ません。
後はお客様が求める物と、こちらが提供出来る物とが何処まで寄り添えるかだと思います。
そして、限りなく100%に近づける努力をするのが私の
仕事です。
小さな凹みが2ヶ所
私が20年以上前に習ったデントリペアスクールでは、これが直せれば卒業くらいの凹みです。(当時は私が習ったデントジャパンか、デントマジックと言うスクールが主流でした。カービューティープロでもやってました。懐かしい!!)
言ってしまえば基本中の基本。
二枚目の写真の凹みはガラスの隙間からツールを入れて作業出来ますが、一枚目の場所は内装を外して作業しないと、ドアビームの付け根の中になるのでツールが入りません。
100%とは言いませんが、ほとんど完璧に直りました。
始めた当初はこの2ヶ所を直すのに、半日からほぼ1日、それだけ時間を掛けても誰が見ても分からない仕上がりにはなりませんでした。
スクールにいる時は、講師がいて横で一つずつ教えてくれて、ここまで直れば大丈夫!!と言ってくれていました。
卒業して始めると誰も教えてくれる人はいないので、どの時点で終了して良いのかも分からず苦労した事を思い出します。
今ならスマホでアドバイス等、リアルタイムで写真、
動画で相談ができるのですがね~。
今でも直しきるまで、どうなるか分からない凹みが沢山あるので、これからも日々修行です!!!
前後ドアに多数の凹みがあります。
買い取り屋さんのお仕事です。
場所のよってはガラス隙間からではツールが届かない所もあるので、内装を外して作業しました。
↑バラした方が作業が早く終わります。
このままオークションに出すと確実に減点になるので、依頼されました。
目立たなくなればとの事ですが、雹害ではないにしても、かなりの数の凹みがあります。
↑前ドア
↑後ろドア
ポツポツと白く見えるのは塗装のキズ。
後からオークション会場の査定員さんが書いた出品表をチェックしましたが、凹みに関しては全く触れられておらず減点にはなっていませんでした。
ちなみに天井も大きく凹んでおり、出来る限りという事でリペアしていますが、そちらも気付かれず減点無しでした。(次回に)
業者様も喜んでおられましたが、私も満足できました。
中古車屋さんでのお仕事です。
ドアの真ん中が凹んでいます。
が、仕入れ前にどこかのデント屋さんで適当に直したのか、素人さんがマシにしようとしたのか分かりませんが、凹みを詰めただけでした。
大きさを詰めて、目立たなくしただけのようですが、
出し過ぎと出せていない所がハッキリしているので、デント屋さんの仕事ではなさそうです。
ボディ色が白なので、この位なら気付かない方もいると思いますが、これを修正する私は、しなくても良い作業が増えます。
突き上げ過ぎている部分があるので、ある程度残る可能性もあります。
ちょうど赤丸部分の骨の上に凹みがありました。
出過ぎの部分はポンチで叩き落とし、出ていない所は少しずつ出して修正していきます。
突き上げ過ぎの所で戻せきれない部分が残ります。
かなり微妙ですが、ほぼ良い具合にリペア出来たと思います。
知らない方には多分分からないでしょう。
フェンダーアーチの凹み。
ここはどうやっても押し出し用のツールは入りません。
プーリングでの修理になります。
ただ、プーリングはプッシュで直す程、微調整が効かないので私自身はあまり好きではありません。
どうやってもツールが入らず(穴開け除く)、仕方がない場合はプーリングでの修理も可能です。
プッシュでの作業よりは少しクオリティは落ちますが、まずまずの出来にはなったと思います。
ルーフの後方にそこそこの凹みがあります。
このままではリペア出来ませんので、ルーフの内張りを外し修理しました。
凹みの裏側はこんなに感じ。
ツールアクセスはバツグンに良かったので、比較的短時間でリペア出来ました。
凹みがあった事を知らない方には、分からない仕上がりになりました。
ルーフの場合はプーリングという方法もありますが、仕上がりを重視するならやはり内張りを外して、プッシュ(押し出し)で修理でする方が確実に綺麗になります。
今回もご満足して頂けました!!
右のドア、基本的な凹み。
左のドア、2ヶ所並んだ凹み。凹みの後ろ側はアウターハンドルに隣接しています。
凹みが隣合わせで微妙に重なっている部分があり、前側の凹みは少し張れもあります。
右のドアは問題ありません。
左はアウターハンドルの部品が、リペアするのにツールが干渉するので、取り外して作業しました。
↑アウターハンドルのドア内部の部品。これが干渉するので、外しました。
黄色いテープの間が凹みの場所でした。
左のドア
微妙にヒズミが残りますが、ほぼ分からないレベルにはなったと思います。
どんな凹みも完璧にと言われると「無理です」と答えるしかありませんが、目立たなくと言って貰えると、何とかその範囲で出来る限りの事はさせて頂きます。
今回もお客様には満足して頂けました!!
ボンネットの真ん中に凹みがあります。
今回はツールアクセスも良く、作業性も良いので問題なくリペア出来ました。
少しピントが合わない動画ですが、問題無い仕上がりでご満足して頂けました!!