小さな凹み

連続!フィアット500

先日と同じ車種ですが、今回は左ドアです。

左右の違いはありますが、基本的に同じです。

違うのは凹みです。

前回よりは単純な凹みですが、曲面部分なので、仕上がりに時に歪みが残りやすい場所です。

内張りを外すとこんな風になっています。

ドアに縦にうっすら白いキズがついています。

ドアチョップの跡ですね。作業し始めて気づいたのですが、良く見ると少し下部分も微妙に歪んでいます。

ここも修正しました。

↑ドア上部分

↑ドア下側

もう少しヒズミが残るかと思ったのですが、綺麗にリペア出来ました!!

白いキズはこの後磨いて取りました。

深いキズが少し残ったのですが、ほぼ分からなくなったので、お客様にも満足して頂けました。

 


ジムニー 右ドア プレスラインの凹み

プレスライン上が酷く凹んでいます。

作業の都合上、ドアガラスも外しました。

プレスライン上がへこむとほとんどの場合、凹みの上部が腫れ上がるため、その部分の修正に苦労します。

腫れ上がりが酷いほど仕上がりに影響します。

長年やっていますが、どの程度の仕上がりになるかは今でもリペアしてみないと分からない場合が多いので

お客様に説明する時に大変苦労します。

今回は、なんとか綺麗?といえるくらいにはリペア出来ました!

↑テープの下部分が凹みのあった所です。

↑ライトを写し込むのに邪魔なので、追加でドアミラーも外しています。

当初お客様には、もう少しヒズミが大きく残る事も想定して説明していたので、この仕上がりには大変満足して頂けました。

凹みの場所や、大きさ、深さ、車種によって色々あるので、いつもこうなるとは限りません。

これでも微妙なヒズミがよ~く見ると残りますが、今回に関しては私自身もスッキリしたお仕事でした。

 


セレナ右フロントドアとスライドドアの凹み

フロントドアは通常のヘコミですが、スライドドアの凹みは深く、パネルが伸びています。

どちらも内装を外しての作業になります。

↑前ドア内部

↑スライドドア内部

黄色いテープとテープの真ん中に凹みがありました。

ほぼ完璧な仕上がりです。

スライドドアの方は、少し張れ気味の仕上がりになりました。

普通に見る分にはほとんど分からないと思います。

お客様にはその事は事前にお伝えしていましたが、

想像以上だと絶賛して頂けました!!

 


レヴォーグ 右リアフェンダーの凹み

リアフェンダーに凹みがあります。

通常なら内装を外すだけでリペア出来るのですが、今回は給油口が邪魔をして上手くツールが入りません。

凹みの位置もリアゲート側から直すには凹みの中心部が遠くて見にくく、リアドア側からではツールが入りませんでした。

仕方がないので、給油口回りを外してそこから直接アクセスしました。

ちなみに

↑車体内側です。

ツールは入るのですが、仕上がりを考えると今回の場合はお勧め出来ません。確実に修理跡が残ります。

 

遠目に見るとほとんど分かりませんが、拡大してピンポイントで見ると凹み中心部が分かります。

凹みがあった事を知らないと、まず見つけられないと思います。

そして、給油口回りを外そうとすると、かなりの確率で

 

↑この部品が割れます。

しかも取り付けの爪が折れます。

今回は中古車店での作業で、このまま取り付けた時の見た目や、機能的には全く問題は無いので、そのまま取り付けという指示でした。

お客様の要望によっては、必要になるので部品は取り寄せておこうと思います。

 

 


RAV4左リアドアのヘコミ

このくらいのヘコミならデントリペアでの修理が最適です。

デントリペアのメリットは鈑金塗装より安く直せるのが一番ですが、新車のオリジナル塗装のままを維持でき、塗装の肌や、パテやせなどの数年経ってからのトラブルも回避出来ます!!

ピンポイントの修理なら断然デントリペアの方が良いと思っています!(デメリットも当然ありますが適材適所です!!)

ただし今回はガラスの隙間からの作業は出来ませんでした。

凹み裏側に張り付けのブレスがありドア内部からの作業でないとリペア出来ませんでした。

この状態だとツールが楽に入るので、リペアが可能になります。

黄色いテープとテープの中間あたりが凹み部分です。

この状態だとまず凹んでいた事は分かりません。

ただ今回は塗装面に少しですがキズがあり、それだけは残ってしまいます。

錆びが出てくるキズではないのですが、塗装表面が少し削れています。

ボディ色のタッチアップで塗料をつけると変に目立ってしまうので、お客様にはそのままか、もし錆びが出るような気がするなら、クリアー塗料でのタッチアップを提案しました。透明なので目立ちません。

キズは残る事はリペア前に伝えていましたので、お客様には大変満足して頂けたようです!!

 

 


ポルシェ マカン 左リアドアの鋭いヘコミ

大きさはデントリペア向きですが、かなり深い凹みです。 

お客様には少し凹みが残る可能性があることを承諾して頂いて、リペアしました。

ここの部分ならガラスの隙間からツールが入るかも?と思って入れてみたのですが、

赤丸のドアビーム?が、凹み裏側にあって凹みを押せませんでした!(ToT)

仕方がないので、内装を外してドア内部から作業しました。

結果、鋭く突かれた様な凹みだったので、やはり少し残ってしまいました。

と言っても、ここが凹んでいた事を知らないと分からない程度の残りかたですが。

アップで見るとこんな感じです。

二粒程凹みが残っています。

離れて見ると分かりません。

この粒を消そうとすると、鈑金塗装でパテ埋めするしか方法があまりません。

本当はこれも消したかったのですが、これ以上押してもパネルが張れ上がるだけで、余計に見た目が悪くなります。

お客様にもこの状態をしっかり確認して頂きましたが満足して頂けました。


BMW ミニ 左右ドアの凹み

 

左右ドアに凹みがあります。

この部分の裏側には補強のパネルが貼ってあり、

硝子の隙間からではツールが入らない為、ドア内側を外し内部から作業する必要があります。(内張りを外しだけでは直せません)

↑右ドア内部

 ↑左ドア内部

もう何度もやっているので、外すこと自体は問題ないのですが、結構手間が掛かります。

手間を掛けた分しっかり綺麗に直すことが出来ました!!

ガラスの微妙な位置の調整もしないとダメなので、凹みのリペアの時間よりも、脱着にかかる時間の方が長くなります。

ただ、今回は鈑金塗装するよりも安価に、綺麗に仕上げる事が出来たと思います。


レクサスRX450h 右リアドアの凹み

デントの大きさ、形、ともにお手本の様な凹みです。

ちょっと深めですが。

ガラスの隙間からツールが届けば、文句無し!!

ツールを入れて見ると、よくある嫌な感触がありました。

凹みより少し離れた前後と、下は押せるのですが、

肝心の凹み部分が押せません!

仕方ないのでバラして見ると

ドア内部です↑

凹みの位置が、シール部分を狙ったかの様にピンポイントでこの場所でした。

ゴムの様な感じの固さのシールなのですが、このシールを取り除かないと、凹みの中心部が押せません。

取り除きました。

結局ドア内部からの方が、しっかりツールが入るので、そのままリペアしました。

テープの下部分が凹みがあったところです。

よーく見て頂くとほんの少しだけ、凹みが残っていますが、ほとんど分からなくなりました。

多分知らないと見つけられません。

お客様にも満足して頂けました。


RAIZE ルーフのデント 多数あります。

全部で8ヶ所ありました。

猫かタヌキが乗ったのかも、とお客様は言っておられましたが、凹み自体が深く、プーリングでは凹みを小さく出来てもそれが限界で、分からなくする事は出来ないと判断しました。

車内側から内装を外して、プッシュツールでのリペアの必要があります。

内張りを外に出す必要はありませんが、全体を落とすまでにはバラす必要がありました。

カメラアングルが一定ではないので、分かりにくくてすいません。

凹みが深く、無理をすると塗装面が割れる恐れがあったので完璧にリペア出来たわけではありません。少し残った部分もありました。

それでも、凹んでいた場所を知っていて、その上でよく見ないと分からない程度には修復できました。

お客様には仕上がりをしっかりみてご確認頂き、ご満足いただけました。

今回はルーフの他にボンネットの凹みも一緒に作業しましたので余裕をもって丸々一日お預かりさせていただいています。ボンネットの方は写真を撮り忘れてしまいました。

 


ベンツ E220右リアドアの凹み

 

右リアドアの標準的な凹みです。

旧車の場合は、鈑金塗装で直してしまうと、修理したところの色艶が変わってしまうため、デントリペアでと依頼される事が多々あります。

型が古いので、塗装面の劣化が気になるところでしたが、今回はキチンと手入れされていた車だったので、塗装に影響が出ることなくリペア出来ました。

ただし、ここを直すのに内装の脱着が必要だったのですが、車自体が古いので、下手に外そうとすると部品の破損が気になるところでした。

幸い今回は、旧車のレストアを専門にされている業者様からのご依頼だったので、この車種の構造をよく把握されていた為、脱着して頂けました。

この黒いL字型の爪で内張りをドアパネルに引っかけているのですが、知らないと通常は手前に引っ張って外そうとするため、爪が折れてしまいます。

勉強になりましたm(__)m

ここまでしてもらうと、後はリペアだけなので難なく完了しました。

仕上がりはほぼ完璧だったので、業者様にも確認して頂きOKをいただけました!

20年以上やっていますが、未だに知らない構造の車がいっぱいです。

一つ一つ覚えるしかないんでしょうね。

 

 


...1011121314...20...